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世の中には、「体を温める」「体を冷やす」それぞれの食品があります。体を温める食品として、ショウガやネギなどとともに、みそがありますが、同じ大豆を原料にした食品でも、豆腐は体を冷やすとされています。原料は同じなのに、なぜ相反する性質になるのでしょうか。料理研究家で管理栄養士の関口絢子さんに聞きました。
Q.大豆そのものは体を「温める」食品ですか、あるいは「冷やす」食品ですか。
関口さん「大豆は、体を冷やす食品とされています。栄養学的には、ほてりを鎮めるとともに、利尿作用があるカリウムが多く含まれている影響で、熱を尿とともに一緒に出して体を冷やします。また、体を温める作用があるナトリウムの含有量も少ないです」
Q.みそは体を「温める」、豆腐は体を「冷やす」というのは本当ですか。なぜ相反する性質なのでしょうか。
関口さん「確かに、みそは体を『温める』食品、豆腐は体を『冷やす』食品です。みそは大豆に塩と麹(こうじ)を入れて発酵させた食品で、消化のよいタンパク質や酵素を含み、腸内環境を整える作用があり、代謝を高めて体を温める働きがあります。
一方、豆腐は水分が多く、通常は冷蔵庫で保存する冷たい食品なので、冷奴(ひややっこ)のような食べ方で大量に摂取していると体が冷えやすくなります。東洋医学的にも、みそは『陽』、豆腐は『陰』とされています」
Q.豆腐が体を「冷やす」食品ということですが、湯豆腐は体が温まるように思います。
関口さん「豆腐は温めることで、体を『冷やす』性質が弱まります。冷えに関係するカリウムは、ゆで調理などの加熱により量が減る性質があるからです。ショウガやネギなど代謝を高める食品と食べ合わせることで、湯豆腐は体を『温める』食品になります」
Q.麻婆(マーボー)豆腐は、体を温める唐辛子や山椒と、体を冷やす豆腐を使っています。
関口さん「麻婆豆腐は中国・四川省発祥で、薬膳的な効果を考えた生活の知恵として生まれた料理です。四川省は夏と冬の寒暖差が激しく、夏は湿気と暑さから発汗作用の多い食べ物を取ることで体温調節をしてきたとされます。一方、冬は、香辛料や香味野菜をたっぷり使い、血行促進や代謝を上げる料理として薬膳的な効果を発揮します。湯豆腐同様、加熱調理により、豆腐の『冷やす』性質は弱まっています」
Q.冬に、大豆や、大豆を原料にした食品を取る際の注意点を教えてください。
関口さん「ただ単に、“大豆は体を冷やす”と決めつけるのではなく、体に優しいタンパク源や微量栄養素の宝庫である健康食材と捉え、調理法やレシピでさまざまな効果を発揮する食べ物として積極的に摂取することをお勧めします」
(オトナンサー編集部)
関口絢子(せきぐち・あやこ)
料理研究家・管理栄養士・インナービューティースペシャリスト
米国栄養カウンセラー、ヘルスケアプランナー。企業やウェブサイトなどの各種メディアで、レシピやコラム、企画提案などを行う。斬新なアイデアやニーズを捉えた企画が人気を博し、CM用のフードコーディネートやフードスタイリング、商業施設のフードプロデュースなど多岐にわたり活動。「毎日続けられること」をモットーに簡単・おいしい・おしゃれ、かつ美容と健康に直結したレシピを発信。自らの体調不良を食で克服した経験から執筆した著書「キレイになる!フェロモンレシピ」で「食から始めるアンチエイジング」をテーマに、女性が一生輝き続けるための食事法を紹介。セミナーや女性誌の特集で人気を集めている。オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/ayako-sekiguchi/)。
アメリカでの調査によると、片頭痛患者の約80%がストレスが頭痛の要因となり、続いて女性ホルモンが約65%、空腹が約57%、天気が約53%、睡眠障害が約50%という報告があります。
気象以外の要因としてストレスの比率がかなり高くなっています。頭痛ーるでアラートが出ていないときに頭痛がしている場合は、ストレスを感じることがなかったか、寝不足になっていないか、疲労が出ていないかなど、誘発因子に該当することがなかったか思い浮かべてみてください。
現代人は、なかなか心が休まる時間を持てません。溢れる情報に晒され、一日の中で処理しなければならないことが増えていき、頭の中はたくさんの思考でいっぱいになっています。
不安や否定、評価、どうにもならない過去に囚われる、まだ起きていないことへの恐怖心など、常に「現実の今ここにないこと」をあれこれ考えて疲れてしまっています。
その状態を続けていると、自分がどうしたいのか混乱したり、悲観的になって落ち込んだり、攻撃的になってしまうなどのストレスが溜まり、イライラの原因になるのです。
そして、その心の状態が態度や言葉に出ると、人間関係にも影響を及ぼします。そんな状況に対してさらにイライラするという悪循環に…。
面白いことに、そういったストレスを作り出しているのはたいてい「自分の心」です。イライラさせているのは他の人や状況ではなく、過去の出来事やまだ見ぬ未来をいつまでも考え続けている心にあります。
つまり、今に集中していれば、イライラさせる思考に支配されなくなるということです。
マインドフルネスとは「今、ここ」に集中し、自分の心の状態を正しく理解し、意識的に改善していこうとするものです。
それにより、心に振り回されることや漠然とした不安感がなくなり、精神的に安定して、イライラしなくなっていくのです。
では、マインドフルネスな状態になるにはどんな練習方法があるのでしょうか。その方法によく用いられるのが瞑想です。
やり方は、姿勢を正し、自分の呼吸に意識を向けるというシンプルなもの。立っていても座っていても大丈夫ですが、最初は心地よく座れる状態を作るとよいでしょう。
背筋を伸ばし、肩の力、顔の力を抜いて、目は閉じるか半眼でどこか一点を見つめます。また瞑想は、続けることで徐々に効果を感じてきます。瞑想する時間や場所を決めておくとよいでしょう。
瞑想と言えば「無になること」ととらえがちですが、いきなり「無」になるのは上級者でも難しいことです。まずは何かひとつのことに集中する。「今、ここ」に意識を向けることからはじめましょう。
一番簡単な方法として、瞑想中は繰り返される自分の呼吸に集中することです。
呼吸に意識をむけることでいつの間にか、頭の中の雑念から意識が離れ「今、ここ」に、意識を向けやすくなります。
まずは1分から今の自分の呼吸に意識を向ける瞑想をしてみましょう。タイマーをセットするか、または瞑想専用のアプリを使いながら瞑想するとよいでしょう。
慣れてきたら5分、10分と時間を伸ばします。またストレス軽減や快眠など、目的別に合わせてインストラクターの誘導に耳をかたむける瞑想も、マインドフルネス瞑想と合わせて行うことで、さらに瞑想が身近なものになっていきます。
ヨガや瞑想の世界では、考えても答えがでないことを考え続けることや、現実に起きていること以外を考えていること、つまり「思考が旅」をするとことが、心とカラダを疲れさせる原因のひとつになるとも考えられています。
呼吸に意識を向けたり、聞こえてくる音に集中したり、自分の視界に入る景色や、カラダのパーツを見続けるなど、目の前に起きている現実に集中し、意識を向けることを繰り返しましょう。
「今、ここ」に意識を向けることに慣れてくると、頭の中がだんだんと整理され、集中力が高まり、心に余裕がうまれ、気持ちもだんだん穏やかになっていきます。
また、お腹を大きく膨らませて行う腹式呼吸は、緊張状態のときに働く交感神経の働きを抑え、リラックスしているときには副交感神経を優位にしてくれます。
ゆっくりと大きな呼吸に集中しながら瞑想を行うことで、自分の考えに無意識に飲み込まれてイライラすることが少なくなります。これがストレスの緩和に役に立つのです。
ぜひ1日1分からのマインドフルネス瞑想をはじめて、ご自身の体調の変化を観察してみましょう。
※腹式呼吸は寝ているときに行っている呼吸です。吸うときにお腹が大きく膨らみ、吐くときに元の位置に戻ります
1月は1年で最も寒いと言われる大寒が控えています。寒い時期に飲みたくなる冬の飲み物といえば、甘酒。
大寒(1月20日)は、このあたりに最も売れることから「甘酒の日」でもあるそうですよ。
最近では甘酒のさまざまなパワーが話題となっているそうです。
子どもから大人まで飲める甘酒はダイエットや健康にも良いと幅広い世代から人気のようです。
いったいどのような効果があるのでしょうか?
甘酒は「飲む点滴」と言われるほど多くの栄養素を含んでおり、さまざまな効果をもたらしてくれるそう。
新陳代謝や脂肪燃焼を促すビタミンB類とアミノ酸、腸内環境を整える乳酸菌、痩せやすい体を作ってくれる酵素も見逃せません。
また、ブドウ糖が血糖値を上げる為、食前に飲むと食べ過ぎ防止にもなるそう。
他にも麹菌による美白効果も期待できるそうです。
ダイエット目的で甘酒を飲む場合には、1日1食を甘酒に置き換えるだけ!
なんと約3日で効果が出始めるそう。
いつものおやつを甘酒に置き換えるだけでも効果が実感できるのだとか。食べ過ぎた翌日の1食置き換えにもオススメです。
腸内環境を整えたい人には朝に飲むのが良いそうです。
また寒い冬はなかなか朝は布団から出られないという人は、起きてすぐに甘酒を飲むとよいそう。
お腹の中からじんわりと温まり、体の内側から目覚めさせてくれます。
甘酒には2種類あります。
米と米麹からつくる米麹甘酒と酒粕と砂糖を煮溶かしてつくる酒粕甘酒です。
ダイエットに甘酒を使う場合には、米麹タイプを選びましょう。
酒粕から作る甘酒には、砂糖とアルコールが含まれているためダイエットには向かないそうです。
甘酒の恩恵を十分に味わいたいなら、市販のものを使うより、手作りがおススメだそうです。
甘酒って作るの大変なんじゃない?と思うかもしれませんが、実はお鍋ひとつで作れます。
簡単に作れる甘酒の作り方を紹介します。
●材料
●作り方
※4時間くらいで再度、鍋に移し替えて60度くらいまで温めてから、魔法瓶に入れると糖化が進んでさらに甘くなるそうです。
甘酒には生きた酵素が多く含まれています。
この酵素は、70度以上の温度になると働きが失われてしまうそう。
そのため、甘酒を作る場合には温度が要となります。
様々な健康効果が期待できる甘酒ですが、だからといって長期間甘酒ダイエットをするのは栄養が偏る原因になるそう。
短期間のダイエット方法として、考えた方がよいそう。
いかがでしたか。
この冬は甘酒で、体を温めて寒さを乗りきましょう!
寒い時期にぴったりの、白湯ダイエットをためしてみませんか?
冷えると代謝が下がります。代謝が下がってしまうと今まで食べていた量と変わらない量を食べても、それだけで太ってしまうようになります。
しかし、お白湯を飲むだけで、おなかが温まり、代謝が上がるようになります。
体温が一度高くなるだけで、代謝が13%アップすると言われています。
つまり、成人女性の基礎代謝を平均の1500~1800kcalとしたとき、お白湯を飲むだけで195~234kcalを消費できるという計算になります。
また、内臓器官が温まることによって、胃腸の調子もアップするため、便秘が解消され、お肌の調子もよくなる、デトックス効果も。
便秘の改善には「水を飲む」という方法もあるらしいですが、このとき「水を温めて白湯にする」だけで効果は更に増すそうです。
白湯が内臓を温めてくれるので、腸内が活発になり便秘が改善されるそうです。
白湯が、内臓を芯から温めることで胃腸が活性化され血行も良くなるそうです。
白湯を飲み続けていると、内臓が温まり体温が上がるのと共に基礎代謝もアップするそうです。
ダイエット効果も期待できますね。
白湯で身体が温まることによって、血流が良くなるそうです。リンパの流れも改善されることから、むくみの解消効果を期待できるそうです。
白湯はお茶などと違いなんの成分も混じっていないため、体内の老廃物や毒素を身体の外に排出してくれるそうです。
朝は、身体が水分不足となっています。寝起きに白湯を飲むことで身体が覚醒し、スムーズな排便が促されるそうです。
食事中に白湯を飲むことで内臓が温められ、栄養が吸収しやすくなるそうです。
白湯を飲むと身体が温まるため、体温が少し上昇します。副交感神経の働きを促し安眠できます。
白湯は一度沸騰させてから50℃くらいまで冷ますのが良いでしょう。
水道水でもミネラルウォーターどちらでもいいそうです。
温めるのはやかん、レンジでもかまいません。
お湯を飲むだけならば簡単ですよね。
ベッキーさん、長澤まさみさん、深田恭子さん、平子理沙さん、小嶋陽菜さんと数多くの芸能人が実践したという話も聞きます!
綺麗な方がみんな取り入れてると聞くと真似したくなってきますよね。
最近では進化して白湯にスパイスを入れて飲むというスタイルもあるそうです。
いくら健康に良いといっても何事もやり過ぎはいけません。
といった場合もあるそうです。
目安は1杯200ml、1日800mlまでだそうです。
飲み過ぎるとかえって冷えの原因になってしまうので要注意です。
また、あせってごくごくと一気飲みをしないこと。
ゆったりとじっくりと少しずつ、体にめぐらせていくように飲みましょう。
飲む量には注意して続けてみてくださいね。
※こちらの記事はインターネット、SNSのクチコミやテレビ番組で取り上げられたやり方をまとめた内容になります。結果を保障するものではございません。
三日月のポーズ(インドゥダラ・アーサナ)をご紹介します。
デスクワークなどで丸まった背中を伸ばすのにおすすめです。
上半身をバランスよく伸ばすことができるポーズです。
デスクワークが続いて疲れたな~と思ったら、ぜひやってみてください。
肩こりの解消、血流アップの効果が期待できます。
息を吸いながら両手を上げ、親指同士を絡めます。
吐く息に合わせてゆっくりと体を傾けます。
数回呼吸を繰り返しましょう。
吸う息に合わせて真ん中へ戻ります。
(反対も行いましょう)
中村 洋子
ヨガインストラクター
10数年ヨガを習い、身体と心の心地よさに魅了されてインストラクターの資格を取得。
全米ヨガアライアンス認定 200時間(RYT200)
ヨギー・インスティテュート認定 200時間(YIC200)
寒くなってくると温かい飲み物が恋しくなってきますね。
ホットの飲み物というと、紅茶やコーヒーを頼む人が多いと思いますが、ココアなんてどうでしょうか?
ココアはカフェイン量が少なく、子どもからお年寄りまで安心して飲むことができます。
カフェイン含有量比較
ココア 9.3mg | 紅茶 30㎎ | コーヒー 60mg |
※参考 東京都福祉保険局
またココアはポリフェノールや食物繊維が豊富です。
カカオ豆というチョコレートの原料からココアはできていますが、砂糖や脂肪分などが入っていない純ココアであれば、太る飲み物ではありません。
今回は、知ればきっとココアが飲みたくなるココアの効能についてご紹介します。
ココアに含まれているポリフェノールは自然免疫能力を高める効果があります。
そのため、インフルエンザや風邪などの感染症の予防効果も期待できるそうです。
※参考 森永ココアレポート ココアの抗インフルエンザウイルス効果
ココアのポリフェノールは、活性酸素を抑制する働きもあるらしく、がんの予防につながる可能性も示唆されているそうです。
ココアには非常に多くの亜鉛が含まれています。亜鉛には、皮膚を再生する重要な働きがあるそうです。
また、ココアに含まれるポリフェノールには炎症を抑える効果があり、治りかけた傷が炎症を起こすのを防いでくれるそうです。
ココアにはテオブロミンという成分が含まれています。この成分が末梢血管を拡張させる働きがあり、血流を改善してくれるそうです。
自律神経を整えストレスを軽減してくれる作用があると言われています。
ココアには、食物繊維が多く含まれています。
ココアを飲めば、食物繊維によって腸内の善玉菌が増え、便秘解消につながるようです。
夜寝る前のココアは、血管を拡張する作用で血流が良くなり、身体が温まります。
また、新陳代謝が良くなると、脂肪の燃焼効果が高まりダイエット効果が期待できます。
※ただし、砂糖を入れすぎないように注意しましょう!
また、自律神経のバランスが整いリラックスして質の高い睡眠がとれます。
ココアを眠る前に飲むと安眠できるようですね。
そのままで飲むだけでも、充分に健康効果が期待できるココアですが、アレンジレシピとして、おすすめしたいのが……
生姜(ショウガ)です。
生姜に含まれる”ショウガオール”とココアに含まれる”コフラバノコアール“は血行改善のスペシャリストです。
この二つを組み合わせた「生姜(しょうが)ココア」は強力に血流を改善し、腸の水分を排出してくれます。
腸がむくんでぽっこりしたお腹をすっきりさせてくれますよ。
<材料>
朝と晩の食前に飲むことを3週間続けます。
すりおろし生姜は多めにすりおろしを作って小分けに保存しておくと便利です。
また、市販のチューブのものでもOK。
チューブの生姜は、ショウガオールの含まれる量が少ないので、小さじ1半に増量して入れてください。
純ココアには甘みがないので、はちみつを入れると飲みやすくなります。
“生姜”と”ココア”には、血行をよくする以外にも体を中から温めるポカポカ効果もあるので、一石二鳥の効果が見込めそうです。
「生姜ココア」でぽっこりお腹とはバイバイしちゃいましょう!
いかがでしたか。
感染症の予防効果も期待できるココア、ぜひ眠る前に飲んでみてください。
森永製菓 純ココア ¥1,129
※こちらの記事はインターネット、SNSのクチコミやテレビ番組で取り上げられたやり方をまとめたものを紹介したものです。結果を保証するものではございません。
このねじりのポーズはサンスクリット語名で「アルダ・マッチェンドラ・アーサナ」と言います。
アルダ=半分の、マッチェンドラ=魚の王を意味します。
腰回りの疲労感の軽減、腰痛の予防・改善の効果が期待できます。
こちらは椅子使ったヨガなので、ヨガマットがなくても行えます。
デスクワークの合間に、座りながら身体に負荷をかけすぎずに無理なく気軽に行えます
深い呼吸を意識的に行うことで自律神経が整い、リラックスすることが出来ます。
疲れたな~と感じたら、チェアヨガで一息入れてみてはいかがでしょうか?
左足を右足にかけ、右手を左膝の上に置き、息を吸いながら背骨を伸ばしましょう。
吐く息に合わせて左肩を後ろに引き、おへそから体をねじります。
目線もねじりに合わせて移動し、ゆったりと呼吸を繰り返します。
(反対も行いましょう)
※痛みのない時に日々の予防として行ってください。
痛みがある時などは無理をせず、横になって休むようにしましょう。
中村 洋子
ヨガインストラクター
10数年ヨガを習い、身体と心の心地よさに魅了されてインストラクターの資格を取得。
全米ヨガアライアンス認定 200時間(RYT200)
ヨギー・インスティテュート認定 200時間(YIC200)
寒いと、鳥肌が立つことってありますよね?
私たち人間には、環境の変化に身体の変化を合わせる仕組みが備わっています。
しかし、健康状態が崩れると、身体が環境変化に合わすことが難しくなり、身体に不調が表れます。
風邪をひいて喉が痛くなるという経験、あるのではないでしょうか。中には、雨が降ると古傷が痛んだり、頭痛・気分の落ち込みがあるという人も、いることでしょう。
天気の崩れや環境の変化に自分の身体がついていけず、自分の弱いところが出てできてしまうというのが気象病・低気圧頭痛です。
気圧が下がると頭痛がするなど、気圧・気温・湿度の変化によって身体の不調を感じた経験のある方、少なくないと思います。
そもそも、気圧の変化って日常的に感じるものなのでしょうか?
実は、気圧が1hPa(ヘクトパスカル)低くなると海面が1cm上がります。
普段生活する中において、この気圧差を体感することはないかもしれませんが、私たちの身体は日々、気圧の差に負けないよう整えようとしているのです。
私たちに気圧の変化を知らせるきっかけは、耳の奥にある内耳です。
内耳がセンサーのような役割をしていて、脳の中枢にある自律神経に気圧の変化を伝えます。
自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、特に気圧の変化が影響するのは交感神経(身体を興奮させる方の神経)です。
この内耳のセンサーが敏感だと、わずかな気圧の変化でも脳に対して過剰に伝わってしまいます。
その結果、頭痛、めまい、肩こり、ぜん息、うつ病といった様々な不調に繋がるのです。
頭痛、めまい、肩こり、ぜん息、うつ病……。気象病・低気圧頭痛を少しでも改善したいのであれば、内耳の血流に注目しましょう。
なぜなら、気圧の変化と身体の水分の調整が密接な関わりを持っているからです。
耳を構成する部位のうち、内耳は、聴覚を担当する蝸牛(かぎゅう)と平衡感覚(バランス)をつかさどる三半規管(さんはんきかん)から構成されています。
内耳には気圧の変化を感じ取るセンサーのような役割があります 。
また、内耳は水分で満たされており、外リンパと内リンパという異なるリンパ液が循環しています。
(※リンパとは、全身に網目のように張り巡らされいるネットワークのようなものがあります。これが「リンパ管」であり、その中を流れるのが「リンパ液」です。)
内耳や体内の水分の循環を良くすることで、体を環境変化に合わせられるようになり、結果、症状改善が期待できます。
抗めまい薬・酔い止め薬には、内耳の水分循環を改善する作用や、があり、神経の興奮を抑えて、めまいや吐き気を抑える効果があります 。
また漢方で五苓散(ゴレイサン)いう薬も、水分循環を改善し、無駄な水分を取り除く作用があるので、効果があると言われています。
※薬や漢方薬にも副作用がありますので、服用する際は主治医や薬剤師に相談をして用法を守って服用しましょう。
舟久保 恵美
慶應義塾大学医学部神経内科非常勤講師/医学博士/保健師/健康気象アドバイザー
名古屋大学環境医学研究所にて、天気と痛みの関係について研究し、医学博士号を取得。
日本で唯一の低気圧頭痛を専門にする産業保健師(現在、内田洋行グループ企業の従業員の健康管理を行っている)。