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気象病に関する気象用語

頭痛ーるが振り返る~2021年のみんなの体調記録~

いつも『頭痛ーる』をご利用いただきありがとうございます。
さて、今回は『頭痛ーる』で付けられた2021年の体調記録に焦点をあてて振り返っていきたいと思います。

体調管理におすすめ!便利な記録機能

すでに多くの皆さまはご存知かもしれませんが、『頭痛ーる』では、いつどのような時、どのような気象条件で体調不良が起こったのか、記録をつけることができます。
記録を続けることで自身の傾向がわかり、体調管理に役立てることができるようになっています。
記録は体調不良の度合だけでなく、同時に服薬した薬名を記録することができます。
『頭痛ーる』に登録されている薬の数は、市販薬・処方薬あわせて6000種類以上となっています。

1年間に記録された回数は、なんと1000万回超え!

便利にご利用いただくことが可能となっている『頭痛ーる』の記録機能。
2021年は、サービス全体でなんと638,226人の方にご利用いただき、総計11,534,560回の記録が付けられていました。月間ですと、約18万人の方が約100万回の記録を付けており、とても多くの方にご利用いただけている機能となっています。

マーク別に見ると

記録をマーク別に見ますと「痛みはあるが、日常生活に大きな支障はない」が全体の35.6%で一番多く付けられていました。

ただこちらは年間通しての数値となっていますので、気圧アラート別でも見ていきます。

気圧アラート別に見ると


「痛みはない」の割合に注目しますと、「上昇注意」が15.2%、「やや注意」が14.5%、「注意」が12.4%、「警戒」が12.0%となっています。
気圧変化がより激しいときほど、痛みはない人の割合が少なくなることがわかります。

ただこの数値からだと、どの警戒アラートも大きな変化がないようにも見えます。
そこで記録の割合だけでなく、記録数の変化に着目して見ていきたいと思います。

気圧低下が大きな日ほど記録数は増加

記録の割合だけでなく、記録数の変化にも着目して、気圧アラート別でわかるように日別で記録数を集計してみました。
「警戒」の日が圧倒的に多くなっており、「アラート無し」の日の2倍近い記録数となっています。
やはり、気圧低下が大きな日ほど記録数が増える傾向があります。

集計された記録は頭痛予報精度の向上に活用

このように日々多くの方が体調記録を付け、またその数は気圧変化と共に大きく増減していきます。
『頭痛ーる』ではその変化を1時間単位で集計、分析をしています。

膨大な体調記録数の変化を詳細な気象条件と照らし合わせることで、どういった気象条件の時に体調が悪くなる人が増えるのかがわかってきています。
そういった分析結果は、全て頭痛予報精度の向上に活用させていただいています。
これからも皆さまの体調記録を活用していきますので、記録機能を継続してご利用いただければと思っております。

また、より多くの方に、より質の高い体調管理のお役立てができるように日々努めて参ります。
引き続き『頭痛ーる』をよろしくお願いいたします。

この記事の監修者


田島 正人

気象予報士として「頭痛ーる」や「お天気.com」の運営に従事。
データ分析や気象予報業務などに携わっています。
趣味は野球観戦。
気象予報士だけで結成された劇団「お天気しるべ」の団員としても活動しています。

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